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てがたわりびきとは、満期前の手形を貸金業社へ裏書譲渡し、満期日までの利息や手数料を差引いた金額で売却することです。手形割引を依頼した者を割引依頼人、手形を割引いた者を割引人、割引かれた手形のことを割引手形(わりびきてがた、略称は割手)といいます。
こぎってゆうしとは、支払期日前の小切手を貸金業者へ裏書譲渡し、支払期日までの利息や手数料を差し引いた金額で売却することです。
金利、手数料は差引かれますが、すぐに手形、小切手を現金化できるのが特徴です。
*自社で振り出した手形、小切手については当然、満期日までに取引銀行に入金しなければ不渡りになってしまいます。
1)融資額
手形、小切手の額面、振出した会社等によって変動します。
2)手数料
手形、小切手の額面の0.5%〜1.5%程度です。
3)金利
15%〜20%程度です。
4)保証人
原則不必要です。
*貸金業者によって違いはあります。
上記とは異なり、貸金業者に売却するのではなく、あくまでも担保として差し入れることで融資を受け、満期日までに債務を完済した場合は担保として差し入れた手形、小切手は、返却されるというシステムです。しかし、返済が困難になった場合は手形、小切手は現金化されてしまいます。
白地手形や白地小切手を担保として預るのは、禁止されています。(貸金業法20条)
*白地手形、白地小切手とは、手形や小切手に必要な要件とされている金額や満期などが空白のままで、後日、取得者が補充することを前提にして、振出人や裏書人として署名した証券のことです。
融資を名目に手形や小切手を保証として騙し取るケースや、白地手形や白地小切手を担保として取り、取得者が莫大な金額を打込み換金する等の悪質業者もいます。
手形法
小切手法
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