|
東京都の男性(36)は「電話1本で融資」との記載ある投込みチラシを見て、業者に電話で100万円の借金を申し込んだ。
その後、業者は、男性にサラ金2社を紹介し、「紹介されたとは言わないで行くように」と教えられ、40万円ずつ借りた。「後で金利が安くなるように交渉してあげるから」と業者に言われて、紹介料40万円支払った。
その後、連絡したが電話がつながらず、金利が安くなるという約束が守られない。
それ以前に100万円あった借金が180万円になり、返済が苦しくなった為、警察に被害届を出した。
東京都の女性(47)は週刊雑誌の広告で「破産者でもOK・大手消費者金融会社よりも安い金利・審査なし」等の広告の業者に、電話をすると「負債状況、住所、氏名、電話番号、勤務先、家族、兄弟」などの個人情報を全て聞き出され、「審査の結果、当社では融資ができないが、貴方の信用度を見るために当社とのつながりのある地元の金融会社で私方会社が融資枠を持っている会社を紹介します。」等と言われ、融資を申し込むと、「地元金融会社の役員等には話ができていますが、窓口の社員は知りませんので、私方会社のことは話さずに、「家族が入院して金がかかる」等と言って借りてください」と言われた。
紹介業者は融資を受けられた後、直ぐに連絡をさせ、「金融会社から借りたお金は、2ヶ月分の支払いを除いて私方会社の紹介料や手続料として送金してください。あなたが支払う2ヶ月分は私方会社の手続きが間に合わない為で、残りの借金は私方会社が一括して支払います。あなたからの送金が確認で きればすぐに融資金をあなたの口座に送金いたします。」などと説明し、雑誌の間にお金を挟んで私書箱宛に送るように要求された。
女性は要求通りに送金したが、融資が一向にされない為、警察に被害届を出した。
神奈川県の男性(59)は「低金利」の雑誌広告を見てその業者に300万円の融資を申し込んだ。
月返済額2万5500円で10年返済とあったが、「信用がない」と某サラ金業者を紹介され、2社から150万円を借入れた。しかし、紹介業者に「5人の査定協会員にお願いし110万円かかったので、紹介料75万円払え」と言われ男性は、要求通り75万円支払った。
福井県の男性(47)は借金が300万円あった為、「借金を一本化する」という新聞広告を見て、業者に電話した。
すると大手サラ金業者2社から60万円と50万円を借りるよう指示がありその通り借入れた。しかし、紹介業者から手数料として95万円を請求され、おかしいと思いながらも振り込んだ。
★紹介屋に申し込む債務者の大半が大手金融業者からでは借りられない多重債務です。2010年の法改正によって借入限度額が年収の1/3までになりました。
紹介屋は以前までは正規業者に紹介していまいたが、この法改正により正規の金融業者に紹介できなくなりました。
よって債務者をヤミ金融業者に紹介することになります。
|
|
|