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従来の非合法の高金利で貸し付け、暴力的に取り立てる「ヤミ金融業者」に代わり、それよりも金利がやや低く、取り立てもマイルドなヤミ金業者を「ソフトヤミ金」といいます。
このソフトヤミ金は、無登録で違法金利を取る点においては従来のヤミ金融業者と違いはありませんが、警察からの摘発を逃れるため、被害届が出ないように従来のトゴ(10日で5割)などの金利よりもやや低く(年40%〜80%)、また、目立った脅迫行為を行わないのが特徴です。
2009年現在、2010年6月に完全施行される貸金業法の規制強化の影響から消費者金融の審査が厳しくなり、消費金融の審査に落ちた人が、従来のいわゆるヤミ金業者ではなくソフトヤミ金に流れています。
ソフトヤミ金は市民生活にまで浸透しており、主婦でも気軽に借りられる雰囲気で問題は深刻化しています。
1)消費者金融の審査に落ちた人
2)自己破産、債務整理等をした人
3)多重債務者
4)アルバイト、パート、 仕事をしてない専業主婦や収入の少ない高齢者等
5)ブラックリストに載って正規の消費者金融会社から融資が受けられない人
警察の摘発を逃れる為に架空名義の携帯電話(PHS)で債務者と連絡を取り合います。しかし、金融業者は電話転送業者等を利用し、一般回線から携帯電話に転送している為、債務者には一般回線の電話番号を教えている場合がほとんどです。
又、債務者の必要書類等はFAXや郵便(局留、私書箱)等で送らせます。
*私書箱等を事業所の住所にしている業者が大半です。
架空名義で取得した架空口座や債務者等に銀行口座を作らせ不正取得した口座を使い債務者に返済金を入金させます。
2004年1月1日からヤミ金融対策として改正された貸金業法の施行規則の中に、金融業者の連絡先として携帯電話番号を広告に掲載することを禁じる規定ができました。
ヤミ金融対策法詳細
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